IE9ピン留め

墓のうら

これでいいのだ! アカツカフジオ


墓のうらのたんぽぽを摘みぬ


とうふ

 
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# by tokineko0715 | 2012-01-29 22:21 | 俳句

 咳をしても一人

という尾崎放哉の句は、びっくりさせられてしまう。

でも、

 墓のうらに廻る

という句のすごさは、もっとすごい。

咳のほうは、咳は季語だし、一人がたしかにいる

でも、墓のほうは、墓のうらに廻って、もうだれも消えている

この世そのものさえ消えている

この一句そのものさえ墓のうらにふらりと廻っていってしまう気がする こわ~
 

人間が作ったこれ以上完全な作品はない

この一句に対しての無力はまったくどうしようもない

それでも俳句を作る悲しさ悔しさ


 墓のうらのたんぽぽへとしゃがみおり  とうふ


 
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# by tokineko0715 | 2012-01-29 18:22 | 俳句

北風

懸案の句がかいけつしたかもしれない。

 北風に由美ちゃんの恋叶いけり

これを、


 由美ちゃんの恋北風に叶いけり


とした。なんてことのない推敲だけど、今まで気がつかなかった。
これでお友達俳句から、ちゃんとした句に見てもらえるか?


昨日できた句


用足しに起きれば家中の寒さ

黒白のぶち猫何処へ青木の実

春待つや祖父の一句の馬二頭

薄氷や心をたもち解けてゆく

観梅や術後の妻に頬の色

自販機の春のボタンを押しました



小便に 小用に 用足しに となりました

梅岩寺の奥の竹林を歩いて行ったら、キャンディーのような青木の実をたくさん見た。
梅岩寺でみかけた猫と合わせる。

祖父の句に

薄氷 うすらひ と読む季語 都バスの青梅車庫の横の神社で奈美と氷に触って遊ぶ

吉野梅郷の梅祭りで俳句の投句箱があって、50句選ばれて、
来年展示されるということで、チャレンジしてみる。

こういう句も、はい、たしかに私の句です。



とうふ
 
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# by tokineko0715 | 2012-01-29 10:41 | 俳句

こころざし

図書館に行って、飯田龍太さんの『俳句入門三十三講』という本を借りてきた。
ネットで注文してあるのだけど。

この本に、祖父の一句がとりあげられている。
飯田龍太が主宰の俳句雑誌『雲母』の句会での講評でとりあげられた中の一句として


   雪時雨していちじくの幹ばかりなり  渡辺露山

 この作品では「雪時雨」に注目したい。つまり、
 みぞれというよりも雪の後の雨が広葉の落ち尽くしたいちじくの木のあたりに降りしきっている。
 そしていま眼にしうるものは、その幹ばかりであるという見るからにさむざむとした風景、
 そういう独創的な発見に負うところが大きいといえる。


とある。植物図鑑でいちじくの木の写真も見てみた。うん、と思った。
すごい。

この本を読み始めたところだけど、飯田龍太さんがどれだけ俳句というものに、
精神の高い志をもって厳しく正直に望んでいたかが、とても強く伝わってくる。
そして、決してえらそういではない。かといって、優しくなんかもない。
常に自らをいましめている誠実さがすごい。


帰ってきて、自分の句を見直す。やはりぼろがぼろぼろでてくる。
負けずに推敲をかける。

「に」の使い方に悩む。

説明的な「に」は句をだめにするということが分かった。

で、問題は、

 北風に由美ちゃんの恋叶いけり

という自分の気に入っている句だ。
「北風に」の「に」はどうなのだろうか?
「恋叶いけり」はそのままにしたい。となると、う~ん
あれこれやってみるが、いまの句よりはどうにもならない
北風(きた)吹いて とか 北風(きた)強し もあるが。硬くなる
プロに見てもらいたい句だ。
由美ちゃんって何!で終わりかもしれないけど


「きたかぜ(由美ちゃんの恋)」は、手作り本(といってもホチキスで閉じただけ)
にしてしまってあるけど、句をいくつも直して、印刷しなおした。
ほんとは、すぐに本にまとめるなんてとんでもない馬鹿なことはしてはいけないのだ。

飯田龍太さんを師と思ってやっていく、と心にきめた。
この本は大事だ。
飯田龍太さんは伝統派でもあり現代派でもある。


とうふ

 
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# by tokineko0715 | 2012-01-28 20:04 | 俳句

読む

今日は、祖父の句集『御坂路』を読んだ。
まだ、戦前までの句を読んだところで、へとへとになってしまった。
広辞苑と漢和辞典と歳時記とネット、フル回転で一句一句読んでいく。
一句一句声に出して読んでいく。
わからない言葉が多い。一句ごと、調べ物だ。
当然、カタガナ語は全然ない。一語だけ「ラジオ」が出てきた。
当時の田舎の生活自然、農家の暮らし、ときどき旅行に行ったときのこと。
もう今はほとんど使われることのない季語もでてくる。
何時間も集中して、大変だった。


 雨の夜を種注文のはがき書く
 納棺に涙をかくす暑さかな
 物乞の銭おとしたる氷柱かな
 粥柱かたくな父の老いにけり
 種痘の子慈母に抱かれて眠りけり
 高樓のえさになつきたる雲雀かな
 行秋や粧ひなりて北枕
 蜑小舟時雨るる橋にかかりけり
 炭売女冠る粉雪を払ひけり
 軍港のラジオ聞き入る芋の秋
 山畑や桃の花散る雨上がり
 昼過ぎの桑の花風たちにけり
 如月の騾馬に鞭あげ肥運ぶ
 春寒く遺髪を埋む墓石かな
 僧が飼ふ軍鶏が強くて曼珠沙華


なんともいえない濃い時間を体験したような気持ち。
人の生き死にを詠んだ句もある。
いまとなっては、ひっそりとして思われる。
まじめな句ばかりだ。


さて、自分の句も少しばかりつくった。


一秒は一秒消し去る室の花

流氷や
わたしの窓を知って下さい



それから昨日の句をなんとかする。

 雪残る電車に乗って開く本

これを


 残雪や列車の座席で開く本


とした。イメージとしては上越線か中央本線115系電車のボックス席という感じ。
旅の人か、それとも地元の女子高生でもいいかも。
上り列車か、下り列車か‥ というようなことまで、誰も想像してくれないかな?


とうふ

 
追記

ためしに祖父の俳号をネット検索したら、一件あった。
飯田龍太氏の『俳句入門三十三講 (講談社学術文庫)』という本に、
祖父の句が一句、佳句を紹介するなかに載っているそうだ。
なんというすごいことだ。


 雪時雨していちじくの幹ばかり 

  渡辺露山

さっそく古本を注文した。

 
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# by tokineko0715 | 2012-01-27 21:11 | 俳句
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奈美(=^・^=) の日々


by tokineko0715

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